



矢口です。
稲刈りが進む田んぼを見るとペアリングをしたトンボが沢山飛び交っている、それはもう乱舞と言って良いほどの数。
そして、水の溜まった箇所に集中し尾を落とす、きっとあれは産卵しているのだろう。
アキアカネの連結打泥産卵(れんけつだでいさんらん)と言うらしい。
それにしても、この後田んぼはトラクターで均一に引っ掻き回され、耕され、春まで水が入らない。
この産み落とされたアキアカネの卵たちは、春にまた水田に水が入るまで土の中で生を維持しているものなのか?
命の不思議を感じた秋のトンボ無数の乱舞でした。
さて、中国・北京で行われていたFIBAバスケットボールワールドカップ2019が昨晩決勝戦が行なわれ、幕を閉じた。
決勝戦ではスペインがアルゼンチンを95-75で下し、2006年の世界選手権(現ワールドカップ)以来、通算2度目の優勝を果たす。
順位は1位スペイン、2位アルゼンチン、3位フランス、4位オーストラリア、5位セルビア、6位チェコ、7位アメリカ、8位ポーランド。
大会MVPにはスペインのリッキー・ルビオ(フェニックス・サンズ)。
大会のオールスター・ファイブ(ベスト5)にはルビオのほか、ボグダン・ボグダノビッチ(セルビア/キングス)、エバン・フォーニエ(フランス/マジック)、マルク・ガソル(スペイン/ラプターズ)、ルイス・スコラ(アルゼンチン/元NBA)が選ばれた。
この1位2位3位の順位を観るとサッカーが強い国がバスケも強いって事になってしまったし、3軍とは言わないけれど2軍的アメリカチームでは優勝は難しい言う結果。
準優勝のアルゼンチンは現役NBA選手はほぼおらず、世界のリーグで戦っている選手が纏まりチーム力の高さを見せ付けた今大会でしたが、その他上位国のスターターは現役NBA選手。
コービー・ブライアントが「アメリカ代表が簡単に優勝できる時代は終わった」とこの記事で語っておりますが、例えアメリカチームが現在のスーパースターを並べて出場してきても圧倒的差で勝つ事は本当に難しいのかもしれないと思わされた大会結果でした。
日本も大会前の試合ではオーストラリアやアルゼンチンと試合を行い、たとえ本気ではなかったのかもしれないけれど白熱した試合を展開した。
今回の大会では日本には良いところが全く無く、オフェンス力、シュート決定率、ディフェンス力、パス、ドリブル、フォーメーション、どれをとっても世界と大差があったけれど、その差をきっちり僅かでも埋められる様、わずか一年お先のことでも選手&チームのレベルアップが出来れば、世界上位に勝てるとはいえないけれど良い戦いが出来るのではないかとも思い、期待に繋がる。
日本チーム、来年の東京オリンピックには今回の反省点を高め、世界トップとの白熱した競り合いを期待したい。
そして、汚点とも言える不甲斐無い結果となったアメリカが本気となって編成したドリームチームのオリンピックでのパフォーマンスも楽しみとなる。
とにもかくにも今回のFIBAバスケットボールワールドカップ2019、アメリカバスケと日本バスケしか見えていなかった私に僅かですが世界のバスケット事情を知れることが出来、バスケット楽しい時間となりました。