JOURNAL

Alvar Aalto Arm Chair No.45 Rattan

2025.08.12

 

 

 

 

 

矢口です。

 

久しぶりのことお店用の椅子を購入いたしました、Alvar Aalto 1947年デザイン アルテック社 Arm Chair No.45(ラタン張替えバージョン)。

 

ダイニングやデスクでも使われるこちらの椅子、座面のどっしりとした大きさと傾き、低めに設定されたアーム高によってかなり安楽性が高いデザイン。

ラウンジチェアほど座面傾斜はなく、座面高も低く過ぎず、ゆったりリラックスして座れるけれど、座る動作も立つ動作も負担なく座り勝手良いチェア。

 

さらには ルイ・カレ邸や自身アトリエなどアアルト建築に多用され、彼の気に入り具合もきっと高かったのであろう、それを想像しずっとずっと私羨望椅子リストに入っていた名作。

その中でも籐(ラタン)張りモデルに天然材の魅力を感じていた私、ですが購入したい気持ちに私的諸条件が達する前に生産台数の少ない籐張りモデルの経年日焼けが美しいラタンの状態良い個体がほぼ見つからない状況となっていた。

 

そんな時に頼りになるのが東御市にアトリエを構え、長野市でお店を営まれている「Ph.D.」荒井さん

購入する心を決め捜索を依頼、探し出してくれたのが今回当店にお届けいただきましたこちらのArm Chair No.45 です。

 

こちらは製造年代が古い50-60年代モデル、そのお陰バーチ木部の日焼け具合が美しい。

そして、こちら元来ウェービングテープモデルだったものを荒井さん自らの手でラタンで張り替え、さらには独自調合による実に自然なラタン経年日焼け美化仕上げを施してくださったもの。

 

素晴らしい仕上がりに大満足、妄想ぴったりにこれからの店内味わいを、空気感を引き上げてくれるる存在となってくれること間違いなしと椅子収集癖ある私喜ぶ。

「Ph.D.」荒井さんの作品 Alvar Aalto Arm Chair No.45 Rattan、ご来店の際にはどうぞお気軽にお掛けお試しください。

 

「Ph.D.」荒井さん、今回もご対応ありがとうございました。

「Ph.D.」荒井さんのお仕事、年内新宿伊勢丹でポップアップを行うとの事、北欧好き、フィンランド好きの皆様要チェックです!