JOURNAL

ロイヤル コペンハーゲンと北欧デザインの煌めき

2025.07.07

 

 

 

 

 

 

 

矢口です。

 

お店を始めてからのこと、数年先の在り方を妄想する思考リズムも始まった。

 

当店引退後の妄想、すぐ様旅したいのがフィンランドとデンマーク。

その後にフランスからのヨーロッパ、建築とプロダクト・アートを観て、写真街歩きしたい。

 

そして、国内外へ「旅録 + 写真 + 買付」で私目線のプロダクトを選び、小さな空間でゆったり時間を設えた、商売とは言えないくらいに肩の力を抜きに抜いた、私が健康である限り立ち続けられる居場所的ショップを安曇野で営みたいなぁ〜って、60+数歳以降の夢物語。

なので、50代はお店を励み、それへの蓄えとして書籍やネット、時に国内で体験できる限りの実物を見て知識の蓄積を好き思考で楽しんでいる。

 

そして、北欧には一際惹かれるものがある。

なので、今週末から始まる松本市美術館の企画展は嬉しい。

 

そして、1930年からミッドセンチュリー期の北欧家具や陶器・ガラスは触れているけれど、その前1800年代後半から1900年代前半にどんなカルチャーがあったのかはあまり知らない。

なので、私にとって19世紀末から20世紀の陶磁器、銀器、ガラス器の展示からその一端を垣間見えるのではないかとこの企画展に期待。

 

北欧お好きな皆様、要チェックです。

 

「ロイヤル コペンハーゲンと北欧デザインの煌めき」

日欧プライベートコレクション アール・ヌーヴォーからモダンへ

冬の長い北欧では、家で過ごす時間を大切にし、生活の中に優れたデザインを取り入れてきました。本展では、デンマークとスウェーデンに焦点をあて、19世紀末から20世紀の陶磁器、銀器、ガラス器を中心に北欧デザインの魅力に迫ります。デンマーク王立磁器製作所を起源とするロイヤル コペンハーゲンは、上質な磁器の生産で早くから国際的な評価を獲得し、北欧アール・ヌーヴォーの先駆けとなりました。同時期に人気を競い合った窯のビング オー グレンダールで陶工としてキャリアをスタートしたジェンセンは、のちに銀製品で名高いジョージ ジェンセンを創業します。一方のスウェーデンでは、北欧最古の陶窯ロールストランドが品格ある陶器を送り出しています。また、同国スモーランド地方では古くからガラス工芸が盛んで、1950年代にはオレフォスやコスタといったガラスメーカーによって芸術性の高いガラス作品が生み出されました。本展では、日欧の貴重なプライベートコレクションから約200点を選りすぐり、煌めく北欧のデザインをご紹介します。産業と芸術の融合を模索しつつ品質を高めた北欧デザインは、今もその新鮮さを失わず、日常生活の大切さが改めて意識される現代においても魅力的です。北欧の豊かな暮らしと美しさを、アール・ヌーヴォーからモダンへとデザインの変遷とともにお楽しみいただけましたら幸いです。

松本市美術館
2025年7月12日(土) – 2025年9月23日(火・祝) 9:00~17:00(入場は16:30まで)