JOURNAL

国宝

2025.06.26

 

 

 

 

 

 

矢口です。

 

各方面からの評判と定休日の朝残る雨に後押しされ、映画「国宝」を観てきた。

 

”圧力”がすごい映画。

全編に渡る絵力の強さ、3時間の長丁場一度たりともだらける事なく終幕。

 

泣くに泣いたし、共感部もあったし、心揺さぶられたし。

でも、知性で分析するという類よりも、映像に身を任せ、圧倒され、観終わった後はとてつもなく重厚な作品を見た感慨。

 

井口くんが歌うエンディングが異様なまでに馴染んでいたし、まつもと市民芸術館で上演された「K.ファウスト」を観劇する前に調べたゲーテの戯曲「ファウスト」を思わせるセリフや展開も華やかさの裏に対する仄暗さに気持ちが包まれ深みを加える。

痛快で分かりやすいストーリーではないけれども、「美しい」見応えたっぷりの映画、思い立って観に行き良かった!

 

映画「国宝」、タイミングありましたら映画館で是非。