JOURNAL

美ヶ原の牛

2025.06.05

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

矢口です。

 

晴天の定休日、おそらく来週には梅雨入りするだろうと思い、雨季前に新緑の山歩きをと発起、美ヶ原へ向かう。

 

薄曇りなれど青空覗く標高2,000mの大地。

山本小屋駐車場に車を停め、丁度良い気温と天候のもと王ヶ頭ホテルを目指し約1時間のトレッキングへ。

 

広大な草原には放牧された牛、愛くるしい姿で草原をゆったり。

ハイカーにとって広大な天空草原に放牧された牛たちは癒しであり、とても絵になる存在。

 

しかし、真実彼らは肉用牛(乳用牛もいる)。

幼い頃、母方実家のおじいちゃんは肉用牛を牛舎で畜産し(良き肉用牛を育て表彰されていた事を覚えている)、牛舎にいた可愛い牛たち、子供時分にはおじいちゃんの仕事だと何の感情もなく牛たちを見ていたけれど、物心ついたらば頃合いになった牛たちはドナドナ売られてゆく、世のリアルを知った。

 

そして、かわいいなぁ〜、気持ちよさそうだなぁ〜くらいの感想までにしておけばよいものを、美ヶ原で悠々と歩く彼らを見ながら、子供の頃に感じたあの衝動が頭を巡った。

往復約2時間、ほぼ水平大地であるにも関わらずしっかり疲労感、運動不足を切に感じ。

 

齢52歳、軽微であれど日々適度な運動時間を捻出&慣行せねば衰えるばかりだと、いつも危機感を持って感じながら全く行動に移せていないのだけれども。