JOURNAL

審美眼

2025.06.01

 

 

矢口です。

 

昨日、アイウェアブランド「YUICHI TOYAMA.」デザイナー外山雄一さんがお店にご来店くださった。

茅野市に所在する妹島和世建築設計事務所が設計した「森の別荘」で一日限定で開催された「Margiela at Villa in the Forest」をご覧になられた後、帰路の東京から逆方向にある松本の当店まで随分遠回りの寄り道をしてくださってのご来店。

 

嬉しいこと、先に当店で開催していた企画展のSNS発信で、木工作家 市川岳人さんの黒柿ドライフラワーベースを気に留めてくださってのご来店。

青山骨董通りにある直営店を彩るオブジェクトとしてお選びいただきました。

 

「YUICHI TOYAMA.」の直営店といえば、以前私も伺った際のレポートを記させていただいておりますが「緊張と寛ぎ」・「工芸品としての眼鏡」をテーマとし、間を持って配された工藝品や名作家具と共にゆったりとアイウェアを選べる極めて静謐で美しい空間。

そんな空間にお選びいただけたこと・・・大変嬉しく。

 

前日に「KITAWORKS」さんの個展に行かれたお話、先週まで開催されていた木工作家 盛永省治さんの個展での作品のお話、直近惹かれた作家さんのアトリエにこれから行かれるお話、展示会で行かれたニューヨークやパリのお話、バウハウスやルイス・カーン、土器、デザイナーである自らを在り様から「ものづくり」をされる作家さんへの尊重の思いなど、興味津々なお話も。

 

「審美眼」=美しいものや価値のあるものを見分け、評価する能力。

こう書きますと小難しく感じる言葉ですが、「工芸」や「建築・プロダクト」「アート」を観、感じられ、ご自身のアイウェアデザインに宿し息づかせる外山さんの好奇心が成す積極的行動力がアイディアの源泉の一要素であろうと、作品をセレクトし、直営店を拝見し、お話を伺いし益々思う、モチベーションいただきました。

 

長年お世話になっておりますアイウェアブランド「YUICHI TOYAMA.」、当店のお客様にも月日を重ね広がり、ご指示をいただき、高い満足感を抱きご愛用いただけていると私実感。

それは作りの確かさ、良質なデザイン、世界観・コレクションの広がり、外山さんの”好きなものを探究する心から育つ感性の豊かさ”に起因すると確信。

 

そして外山さん、ずっと変わらず気さくにお話しをさせていただけるお人柄もすこぶる魅力なデザイナー様です。

外山さん、昨日も誠にありがとうございました。