JOURNAL

増反

2025.05.31

 

矢口です。

 

ピーク時よりガソリン価格は下げてきている。

まだ高値ではあるれど、高止まりが長かったせいで感覚がバグり、昨日の給油はなんだか嬉しかった。

 

でも、お米は不足・高騰の最中、作戦変更した備蓄米大放出でなんとなく平均価格はそのうち下がって報道されるだろうが、我が家常食としている安曇野米の価格はいつになったら落ち着くのか?

お米をスーパーで買う係を務める私としても、何でもかんでも価格が上がっている時流であるけれど、10kg袋の販売が消え、5kg袋がこれまでの倍価格になっているのには嫌さ抱く。

 

でも、①生産者→②中間業者→③小売業者→④消費者、4者納得バランスが取れた適正価格はわからない。

今騒動の沈静化と共に、「農業=儲けが少ない・割に合わない」と言う印象が払拭され、「やった分だけ結果が出る」と意気揚々参画・競争出来るような、流通①②③者の良好に利益リバランスされた適正価格を知りたいところ。

安定供給の名の下に国や農業組織が強く介入し、一般人からしてみるとブラックボックスの中で管理された産業構造の不透明さが、ヒト・モノ・カネの参入を阻害しているかもしれないですね。

 

「増反(ぞうたん)」=農作物の作付(さくづけ)面積を多くすること。

 

我が家は水田に囲まれている、でも私が東京からUターンしてきて以来20年以上、減反政策で見渡す水田の1/3くらいは毎年ローテーションで大豆畑になっていた。

しかし、今年は減反田が1反もなく、見渡す限り全田圃稲が植えられお米が作られている、大人になって初めて拝めたまさに一面水が張られた美しい景色は壮観!

 

米不足の2025年、そう言う意味では農政&農業組織の臨機応変さ、良き片鱗は垣間見れた気がします。