JOURNAL

コマクサ、植える

2025.04.11

 

 

 

 

 

矢口です。

 

昨年のこと、上田市にあるおぎはら植物園さんのオンラインショップで見つけたコマクサの苗。

 

コマクサは「高山植物の女王」の呼ばれるほどの可憐な高山植物、北アルプス燕岳などに登ると花崗岩の砂礫に群生し登山者の目を喜ばせてくれる植物。

落葉性の多年草で、日当たりがよく、砂や小石で覆われた場所に自生します。日本では高い山でしか見られませんが、海外では海岸近くの崖地などでも見られる植物。

 

おぎはら植物園さんの解説によると、上手に管理すれば暖地を含む平地でも育てられるという事で、完売により購入できなかった昨年は、「来年こそは早々に手に入れよう!」との企みを抱いた私。

3月、日々チェックしていたサイトに掲載、すかさず購入し苗を自宅管理、先の休日に様々な要素を整えて自庭に植えました、私の今シーズン園芸初め。

 

その用途としては、基本的に日なたで栽培、7月から9月上旬の暑い間は30~40%の遮光をして、日焼けや高温障害を防ぐ、冬は北風にさらされないような場所に置き、庭植えにする場合は、ロックガーデンを築いて植えつける。

水やりは表土が乾いたら十分に、冬も含め乾燥防止と温度上昇抑制に注意、軽石、硬質鹿沼土、桐生砂各小粒を使い、根と茎の境界線あたりからは花崗岩質の粗い砂利で覆う。

 

教えを意識した準備は万端、果たして安曇野の平地で高山植物の女王は根付き生育してくれるのもか?

育成条件違いによる経過観察としてお店にも鉢植えを作る。

 

この春始まった私のコマクサとの共同生活、長いお付き合いになれる様、光と水と栄養の手当を惜しまず努めます。