JOURNAL

成年年齢、18歳へ

2022.03.28

 

矢口です。

 

来る4月、成年年齢が現行の20歳から18歳に引き下げられる

 

・明治時代から今日まで約140年間、日本での成年年齢は20歳と民法で定められていた。

・この民法が改正され、2022年4月1日から、成年年齢が20歳から18歳に変わる。

・これによって、2022年4月1日に18歳、19歳の方は2022年4月1日に新成人となる。

 

(1)約140年ぶりに成年の定義が見直される今回、何が変わるのか?

①民法が定めている成年年齢は、「一人で契約をすることができる年齢」という意味と、「父母の親権に服さなくなる年齢」という意味があります。成年に達すると、親の同意を得なくても、自分の意思で様々な契約ができるようになるということ。例えば、携帯電話を契約する、一人暮らしの部屋を借りる、クレジットカードをつくる、高額な商品を購入したときにローンを組むといったとき、未成年の場合は親の同意が必要です。しかし、成年に達すると、親の同意がなくても、こうした契約が自分一人でできるようになります。また、親権に服さなくなるため、自分の住む場所、進学や就職などの進路なども自分の意思で決定できるようになります。さらに、10年有効のパスポートを取得したり、公認会計士や司法書士、行政書士などの資格を取得したりすることもできるようになります。

②女性が結婚できる最低年齢は16歳から18歳に引き上げられ、結婚できるのは男女ともに18歳以上となります。

③一方、成年年齢が18歳になっても、飲酒や喫煙、競馬などの公営競技に関する年齢制限は、これまでと変わらず20歳。健康面への影響や非行防止、青少年保護等の観点から、現状維持となっています。

 

(2)成人式はどうなる?

成人式の時期や在り方に関しては、法律による決まりはありません。各自治体の判断で成人式は実施されており、多くの自治体では、1月の「成人の日」前後に開催し、その年度に20歳になる方を対象にしています。成年年齢が18歳に引き下げられた後、対象は18歳の方に変わるのか、変わった場合は高校3年生の1月という受験シーズンに実施していくのか、施行後初となる2022年度(2023年1月)の成人式は、18歳、19歳、20歳の3世代同時に実施するのかといった課題があると指摘されています。

 

この変更に至った経緯にはさまざまな識者が、さまざまな観点から鑑み140年ぶりに改訂された出来事なのでしょうが、なんだか??政府が作ったまとめを見ると中途半端感が否めない。

法律になっていないと言う言い訳で、成人式の年齢を統一・明確にしないままのスタートだったり。

このまとめには、19歳韓国、20歳日本とニュージーランド、それ以外の先進国は18歳から成人となると書かれていますので、世界基準に合わせたかったと言う背景もあったか??新法政をスタートさせながらの微調整、世間の慣れを当て込んでの新制度ですね。

世界各国の飲酒年齢は、アメリカは18歳から21歳に見直しがされるなど、成年年齢と違う国も散見される。)

 

兎にも角にも、そうなるとうちの息子も来年2023年には18歳成人。

なんだかまだ先のことと気にも留めていなかったけれど、来年成人になっちゃいます。

 

でも、男2人でお酒を酌み交わす男親の夢はまだ先。

20歳と言うよりも彼が大学を卒業し、就職社会人へ、一人立ちしてから社会に揉まれた頃合いが私の目算。

成年年齢が18歳になっても、その楽しみな時間はまだ数年先なのは変わりませんね!