JOURNAL

アルプス広がる高台の美術館

2022.03.03

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

矢口です。

 

財政状況に余裕なき我が町。

北アルプス展望美術館、そんな状況の中、町運営の施設である美術館の今後が不透明になっている。

 

人口減の一途を辿るこれから、我が町ばかりではなく、大きく魅力的なコンテンツを有していない小さな町の運営は概ね先細って行くのだろうから避けられない部分も大きい。でも、美術館が無くなってしまうのはとても寂しい。そんな気持ちを抱き、昨日は会期が始まったばかりの「山岳画家 千葉潔展」 〜槍・穂高と北アルプスの山々〜を拝見してきた。

 

槍ヶ岳から穂高連邦、上高地、そして北アルプスの山々をリアルに描いた作品。遠目に眺めたのならばさながら写真。「自ら山に登り、”感じた空気感”を描いている」との解説通り、この山々に登ったことのある方ならば、五感で感じた美しい景色の思い出が絵を見ながらフラッシュバックし、嬉しさに身震いを覚える感覚になれるかもしれません。登山を愛す皆様には、タイミングございましたらぜひ北アルプス展望美術館へ。

 

最後の写真は、美術館を出た瞬間に目に飛び込んでくる景色。中央に有明山、右に燕岳、左に大天井岳と常念岳。山の絵を楽しんだ後、リアルに眺められるこの景色に、「こんな素晴らしいロケーションに建つ美術館はそうそうないだろう!」と感嘆、地元民ながらこの美術館の内と外なる繋がりの素晴らしさを実感致しました。

 

アルプス広がる高台の美術館。

運営維持の厳しさはあろうけれど、なんとかこの美術館を存続できる方法はないものか??冗談半分、富豪前澤友作氏に援助を願い出て、常設で氏の現代アートコレクションを並べるくらいしなければ・・・いつの時代も芸術にはパトロンが必要なのだろう!?

 

兎にも角にも広く見やすい館内レイアウト、そして建つロケーションの素晴らしさ、「如何せんもったいない」そんな思いがこぼれた。