JOURNAL

20年

2023.11.13

 

矢口です。

 

本日は、当店20回目の誕生日。

2003年11月13日に開業し、2023年同日20年の大きな節目を迎えられました。

 

長き年月大変お世話になっておりますお客様、メーカー様・作家様・業者様、共に時間を重ねてくれた卒スタッフ、自由人の夫父を応援してくれる家族。

心より御礼申し上げます。

 

30歳で始めたお店、20年経って50歳。

この歳まで来ると漠然と楽しいのが、ぼんやりと着地地点が見えてきて、そのゴールに向かって迷いなく「思いっきりやって行こう!」ってくっきりハッキリとした座標にワクワク出来ること。

 

同時、瞬発的な華やかさに動かされる事なく、じっくりと噛み締めながら物事の味わいを感じられる年齢となってきました。

それは、ある種の劣化でもあるけれど、物事の深層へ心を向けられる感性の余白でもあるのだろうと好意的に思う。

 

積み重ねてきた貴重な経験は守り、保守的な成果をもたらす。

微細な心のトキメキは攻め、それら興味を大切に探究から形にして行く反復行動が僅かづつ革新的な変化をもたらす。

 

まずは30周年へ。

60歳となる10年間を、日々丁寧に。

 

仮に、お店を健全に運営でき、心身健やかに60歳を迎えられたならば、その先にやりたいスガタ、作りたいカタチがあります。

そんな私の未来妄想は、ご来店の際に是非お尋ねください。

 

20周年用に撮ったこちらの写真は、鋭意初段階進行中、私の楽しみであります寒冷地型木々と宿根草を数年後に素敵に生い茂らせたい庭にて。

20の数字を21枚の白樺の黄落ち葉で形取ったもの。

 

20年目から21年目へ。

楽しみなくして上達なく、継続なしですね。

 

皆さま、これからも何卒宜しくお願い申し上げます。

 

2023年11月13日 店主 矢口 正和