JOURNAL

Vibram

2023.11.07

 

 

 

 

矢口です。

 

雷を伴う激しい雨が降った昨夜半。

朝、出勤の時間に止み始めた。

 

雨雲がみるみる引き始め、そこかしこ青空が覗く。

その隙間、スポット光が大地に差し込んできた。

 

激しい雨に洗い流された大気はとても透き通り、雲の動きや紅葉の山々がなんとドラマチックだった事か!

今朝の出勤ドライブは目にとっても嬉しかった。

 

・・・雨の日の話、頼りになるのが「Vibram|ヴィブラム」ソール採用のシューズ。

確かなグリップで歩行を支えてくれる。

「Vibram|ヴィブラム」は、今やスポーツ、アウトドア、アスレジャー、セーフティ、ドレスやカジュアルフットウェア向け高性能ラバーソールを提供する。

当店仕入れのファッション性を持ったシューズにも概ね採用されております。

 

1937 年、北イタリアで創業したヴィブラム社、創業者はヴィターレ・ブラマーニ(Vitale Bramani)。

ブランド名「vibram」は創業者ヴィターレブラマーニの名前「Vitale Bramani」の名と姓の頭をとった「Vi」「Bram」からきている。

 

ヴィターレ・ブラマーニは1900年、イタリアのミラノ生まれ、父親が木工職人で、父親がつくってくれたスキー板を持って山にスキーに行くようになり、15歳になるころにミラノ山岳会に入会、やがて山登りに明け暮れるようになる。

趣味が高じてミラノのブランド街でもあるスピーガ通りに「ブラマーニスポーツ」という登山用品店を開業。

 

1935年、ヴィターレが35歳のときに悲劇が起こる、仲間6人と登山中突然の天候変化が彼らを襲い登山隊の7名中6名が命を落としてしまった。

当時の登山靴は靴底に鋲を打ったスパイク型の重たいアウトソールの靴、彼ら以外でも靴底の鋲が折れることが事故の原因にもなっていた、厳しい環境に対応できる靴がなかったのだ。

 

ヴィターレはこの悲劇を繰り返すことないようにゴムのソール開発に着手、このとき彼を助けてくれたのがイタリアのタイヤメーカー「ピレリ(Pirelli)」だった。

彼が開発したソールは、冷たい雪の中でもアウトソールが硬化せず、滑りにくい、それまであった靴底に比べて〝革命〟と呼ぶにふさわしい逸品だったのだ。

 

そこで生まれたものが、今でも登山靴のソールとして金字塔ともいえる、「カラルマート(CARRARMATO)」、日本では「タンク」「コマンドソール」などとも呼ばれ、後に世界中の人々の命を守りながらも安心のアイコンとなる運命の発明であった。

現在ではソールブランドとして、年300種のソールを発表し、世界で1000を超えるシューズブランドにソールを供給し、およそ4000万足の足元を支えている(公式ホームページより引用)。