JOURNAL

椅子と照明とオブジェと

2023.03.17

 

 

 

 

 

 

 

 

 

矢口です。

 

先の出張で日本橋に寄ったメインの目的は、日本橋高島屋さんで開催中の「北欧デザイン展」の鑑賞。

 

昨年、東京上野で開催れていたフィン・ユール展を、上野公園まで行ったものの交通雨渋滞による時間切れで次のアポイント先への移動、観ること叶わず。

その展示会でも主出品されていた椅子研究家の織田憲嗣さんの「織田コレクション」がこちらの「北欧デザイン展」で拝見出来た。

 

「椅子と照明とオブジェと」。

私が主語として受け取ったのがこの組み合わせ。

 

足し算の定義でモリモリ詰め込むのも個性、引き算の定義でスッキリ見せるのも個性、そこはお好きな匙加減で。

これまでインテリアを足してきた私は、モリモリから程よく引き算スッキリ思考に今向かっています。

 

「トップスとパンツと靴」、ファッションのスタイリングもインテリアのスタイリングと同様ですね。

花を飾りアートを飾り本を置くように、帽子を被りアクセサリーを付けバックを組み合わせる。

 

「飾る」という共通の感覚、”服がお好きな方はインテリアがお好き”と言う嗜好性は間違いなくリンク致します。

30年以上の歳を重ねられ、それまでに”ファッション”を楽しまれ、”住まい”への意識も持たれたお客様と店頭で服とインテリアの話を交わすのがとても楽しいこの頃です。

 

4月はSTUDIO PREPAさんからガラスティーポットの入荷を予定し、陶芸家岡野 里香さんの工房へ伺いし、陶芸家竹村 良訓さんの工房にも伺いたい気持ち、陶芸家中川 智治さんの鉢の入荷も予定しております。

5月はハンドメイド腕時計作家大護さんのJOIE INFINIE DESIGN展を開催、7月は木工作家市川岳人さんの昨年規模の展示会を行う様お願いしております。

 

そして初夏の頃、静岡県御殿場で作陶されている新規で連絡させていただきました陶芸作家さまのアトリエに伺うお約束を、とても楽しみ。

当店はファッションでの「姿を飾る」を主題として、作家様が生み出される生活の道具兼アートオブジェ作品で「生活と空間を飾る」のご提案を私なりに・楽しみ・深めたい志です。

 

今回の展示会チケット、お世話になっている方からお譲りいただき観てくることができました。

K様、誠に有難うございました、私がお店を営む”思い”を改めて脳内神経に伝達できた好機会となれました。

 

行けなかったフィン・ユール展の様に、名作椅子に座ることができなかったのは無念でございましたが。