JOURNAL

503

2022.09.23

 

 

 

 

 

矢口です。

 

お店を始めて19年。

前職EDWINを退職してからも19年経つ。

 

私がEDWINに新卒で入社した当時、品番「505」と言う赤耳セルヴィッチ+着古したデニムをリアルに再現した加工に拘ったヴィンテージテイストのモデルが打ち出し最中で、大きな販売本数を叩き出し、ジーンズショップの店頭でEDWINのシェアを拡大する大きな力となっていた。

入社から3年後くらいか?、ある種飛び道具的立ち位置の「505」に対して、誰もが穿き易く、後世に続くスタンダードジーンズを会社として作るためのプロジェクトがあり、そこで生み出されたモデルが品番「503」を冠したニュースタンダードジーンズシリーズ。

 

会社もこの「503」のデビューに際しかなりの宣伝広告費を投じ、人気絶頂のハリウッドスターブラッド・ピットをイメージキャラクターに起用し様々なキャンペーンを連動した。

営業マンだった私も、クライアントさんに熱烈商談、壁面(=ジーンズショップにある壁の棚)の陣取り合戦をリーバイスなど競合他社と行い、納品→売り場作り→店頭販売での実績づくり(ショップスタッフさんと商品説明や週末店頭に立ち直接お客様に販売する)をする為、北海道から九州まで全国各地を飛び回り、平日は午前様、休日もなく励んでいたことを今でも懐かしく思い返す、20代のこと。

今の労働基準に照らし合わせると”真っ黒”だと言わざるえないけれど、「あの時代があって私の今がある」と確信しており、20代にお世話になった方々に深く感謝の思いあり、「環境と前向思考が人生をつくる」。

 

そんな「503」、最近YouTubeで新CMに出くわす。

当時のブラピが歌った曲を再投入し、円熟期の3著名人が「503」を穿く。

 

「503」デビューから20年以上、「今も同社の看板アイテムであり続けているんだ!」そう思い嬉しい気持ちでCMを眺める。

また、20年経ってさらに進化したであろう現代の「503」に触れてみたくもなる。

 

近年全くジーンズショップに行っていない。

松本近郊、EDWIN「503」はどこにあるんだろう、ライトオンさんにはあるのかな?

 

デニムアイテムが久しぶりに活気をみせているこの秋の店頭。

マーケットが分散・縮小していただであろう近年のデニム業界、再活況へ思いを馳せる。