JOURNAL

夏草や

2022.08.25

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

矢口です。

 

「夏草や 兵どもが 夢の跡」

「今や夏草が生い茂るばかりだが、ここはかつては武士達が栄誉を求めて奮戦した跡地である。昔のことはひと時の夢となってしまった」

 

芭蕉が46歳の頃の作で、岩手県平泉町で1689年5月13日(新暦6月29日)に詠んだ句。句中の「兵ども」とは、源義経やその家来、平泉で栄華を誇った藤原氏一族を指し、「夢の跡」は、全てが過ぎ去ってしまい、今はもう何もない様子。人生の儚さが秘められている言葉になる。平泉は平安時代に奥州藤原氏が繁栄を築いた地。兄の源頼朝に追われた義経は、藤原秀衡のもとに身を寄せ、秀衡の死後、当主の泰衡に攻められ、居城を構えていた平泉の高館(たかだち)が義経最期の場所となる。それから約500年の月日が経ち、芭蕉がこの高館にのぼりあたりを見渡すと、かつての藤原家の栄華の痕跡はあとかたもなく。ただ夏草が青々と生い茂る風景を目の当たりにして、「全ては短い夢のようだ」と人の世の儚さを詠んだと推測される。「俳句の教室」より転載

 

写真は実家、母の畑の草花たち。

夏、旺盛に咲き誇っていた向日葵などの夏花が勢いを無くし、秋桜など秋花が凛とした姿を見せてくれた。

 

夕刻、暮れゆく時間帯。

その姿に先の芭蕉の句が浮かび上がる。

 

薄暗い中での撮影。

ピンボケ写真ばかり、恐縮。

 

子供たちの夏休みもすっかり終わった長野県です。

 

 

8/16に出たKing Gunの新譜。

爽やかな夏の青春ドラマを感じさせていくれる歌詞とMV。

 

幅広けれども、比較的聴き慣れたKing Gunの楽曲。

でも、井口くんのこの曲調の優しい歌声は好きだなぁ、何度もリピートしています。