JOURNAL

紙垂

2022.07.24

 

 

 

 

 

 

矢口です。

 

都内、墨田・浅草から永田町の景色。

江戸から明治・大正の文化薫る街並みと、皇居と政治、中枢司る建物が連なる街並み。

 

頻度高く闊歩する山手の街並みとは違う東京景。

時間積と日本国の重厚さを感じられ見所多し、お上りキョロキョロしてしまう。

 

松本市内は、7月24・25日の深志神社大祭「天神祭り」紙垂が飾られ風にそよぐ、夏の風物詩。

今日明日は天気が良さそうで何より。

 

最後に、紙垂(しで)の解説を添える。

注連縄や玉串、祓串、御幣などにつけて垂らす、特殊な断ち方をして折った紙である。単に垂とも表記し、四手とも書く。文献での紙垂の例として、古事記の天の岩戸伝承のなかで書かれている、岩戸の前で賢木の枝に下げた「白丹寸手(しらにきて)」「青丹寸手(あをにきて)」がその初出と言われている。

「しで」という言葉は動詞「垂づ(しづ)」の連用形で、「しだれる」と同根である。古くは木綿(ゆう)を用いていたが、現在では紙(通常は奉書紙・美濃紙・半紙)を用いるのが一般的である。断ち方・折り方にはいくつかの流派・形式があり、主なものに吉田流・白川流・伊勢流がある。ほかにも二垂・八垂にするものなどがある。また、注連縄作りの伝承の中で、旧字「絲」の象形に見えるように「いと、いと、いと」と発声しながら折るという口伝もある。

落雷があると稲が育ち豊作なので、紙垂は、雷光・稲妻をイメージし、邪悪なものを追い払う。

玉串・祓串・御幣につけた場合は祓具としての意味だが、注連縄に垂らして神域・祭場に用いた場合は聖域を表す印となる。また、相撲の横綱は、横綱土俵入りの際に紙垂を垂らした綱をつける。

wikiより転載