JOURNAL

三代澤本寿と李禹煥

2026.05.21

 

 

 

 

 

 

 

 

矢口です。

 

三代澤本寿と李禹煥。

 

昨日定休日、午前に雑務をお店で終わらせ松本市美術館で無料開催されている「型絵染 三代澤本寿展」を拝見した。

三代澤 本寿さんは、1909年(明治42年)松本に生まれる。昭和10年より静岡に居住、すぐ裏手に住む小川竜彦(後に芹沢美術館館長)と友人になったことに始まり、芹沢銈介・式場隆三郎・外村吉之介と知り合い民芸に開眼。『白樺』『大調和』『工藝』を入手熟読し、感銘をうける。静岡鈴木篤宅に滞在中の柳宗悦と交流・師事する。芹沢指導のもと「工藝」の表紙制作(型絵染7号分)他、柳宗悦の仕事に携わる。戦局激化と母親の病気の為、昭和20年に帰郷。級友の丸山太郎・下条寛一等と民芸協会長野県支部を中心となり設立、県内の手仕事調査の為足しげく各地を回る。手織物・木工・竹細工・石像・民家など多くの発掘振興の為に柳宗悦・バーナードリーチ・浜田庄司・河井寛次郎を招き、講習会を開き、地方の民芸美を知らしめた方。

 

今回の展示は、松本市美術館所蔵の作品ではなく、商店や一般住宅で使われている三代澤さんの作品。

非常に自由、非常にユニーク、初めて拝見する作品が並び見応えがありました、会期は5/24(日)今週末まで!

 

展示会件終わりにミュージアムショップへ立ち寄る。

2022年に国立新美術館で開催された「もの派」を代表する美術家、李禹煥(リ・ウファン、1936年生)の東京で初めてとなる大規模な回顧展の図録「李禹煥」を購入した。

 

李禹煥さんは、自然や人工の素材を節制の姿勢で組み合わせ提示する「もの派」と呼ばれる作風、彫刻か絵画かに関わらず、対象となるもの同士やその周囲にある空間や余白の出会い相互依存関係によって作品が成立する。

お恥ずかしながらお名前は朧げで知っていた李禹煥さんの作風を初めてチェック、主題と余白のバランス・空気感が好き、惹かれます!

 

今や全ての情報はネット&モニター画面で確認できる、けれど対象物への深度は圧倒的に本から得られる。

置き場と価格はデメリットと捉えられるけれど、本は良い、知識の広がりや意識の深まり齎らしてくれる、興味ある本は手にしたい。

 

それにしても平日水曜日正午前の松本市美術館は大盛況でございました、駐車場満車、ミナペルホネン展・草間彌生常設展・松本の民芸展・そして三代澤本寿展と企画展満載ですもんね!

そのうち8割はインバウンド、ミュージアムショップのレジも5分ほど並びました。