Todd Hido|Intimate Distance
2026.05.01
矢口です。
Todd Hido|Intimate Distance、直近で当店図書に所蔵した写真集。
Todd HIDO(トッド・ハイド)は、サンフランシスコのベイエリアを拠点とするアーティスト。その作品はArtforum、The New York Times Magazine、Eyemazing、Wired、Elephant、FOAM、Vanity Fairで紹介されている。彼の写真は、ゲッティ美術館、ホイットニー美術館、グッゲンハイム美術館(ニューヨーク)、サンフランシスコ近代美術館、デ・ヤング美術館、スミソニアン美術館、ロサンゼルス郡立美術館、ピア24・フォトグラフィーのパーマネント・コレクションに収蔵されているほか、多くのパブリック・コレクションやプライベート・コレクションに収蔵されている。風景や郊外の住宅を撮影しディテールと光り輝く色彩を駆使することで知られるトッド・ハイド、インスピレーションを得るために記憶と想像力を深く掘り下げながら撮影するものすべてに独特の映画的な眼差しを投げかけている。
こちらの写真集は新たに改訂・増補されたもの、アイスランド、ノルウェー、日本への旅で撮影された息をのむような新しい写真も含まれており、見慣れた彼の眼差しと、新たな視野の広がりが感じられる。トッド・ハイドはこれまで、個々の作品群を扱った小規模なモノグラフを数多く出版してきたが、本書では彼の最も象徴的なイメージと未発表作品を多数収録し、彼のキャリアを最も網羅的かつ包括的に記録したモノグラフとなっている。本書は年代順に構成されており、彼のシリーズがどのように刺激的な形で重なり合っているかを示している。デヴィッド・カンパニーが作品を紹介し、作品が要求する映画的な観客像について考察する。そして、カティア・ティレヴィッチは、ハイドの主要なモノグラフの制作過程について、「写真は、人間が作った道路まで届く。電線、足跡、そして既に通った道の周辺にまで届く」と考察している。外観から内面へ、表面的な観察から潜在意識の探求へ、風景からヌードへ、アメリカ国内から海外まで、この作品集は、距離と親密さの間の緊張感を残しつつ彼独自の焦点が時間とともにどのように発展し、変化してきたかを明らかにする。
昨年、拝見しているいくつかの写真家さんYouTubeで紹介されていたTodd HIDO(トッド・ハイド)、公式サイトも楽しい作り。
Todd HIDOの写真はどんなものか?と昨年発売されたこれまでの作品の多くをピックアップされたベストアルバム的こちらの写真集を購入した。
したらば嬉しい見応え、19世紀末デンマークを代表する画家ヴィルヘルム・ハマスホイを思わせる朧げでアンニュイなトーンの世界。
過去リリースされた写真集からの総集編、多岐にわたる題材がクリップされているけれど一貫したTodd HIDO(トッド・ハイド)の視点感覚の世界を堪能できました。
新たに所蔵した写真集、ご来店の折は椅子に掛けられどうぞごゆっくりご覧くださいませ。


