JOURNAL

William Eugene Smith

2026.03.20

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

矢口です。

 

今週の都内出張、展示会を回ったのち東京都写真美術館へ、タイミング良く始まったばかりの20世紀を代表するアメリカ人写真家W.ユージン・スミスの写真展を鑑賞した。

ユージン・スミス(1918–1978)は、第二次世界大戦中の取材で注目、雑誌「ライフ」などで数々のフォト・エッセイを発表した報道写真家、晩年には日本にて水俣病を追いかけたシリーズでも知られている。

 

「W. ユージン・スミスとニューヨーク ロフトの時代」

開催期間:2026年3月17日(火)~6月7日(日)
休館日:毎週月曜日(5/4を除く)および5/7(木)

アメリカ・カンザス州ウィチタに生まれたW. ユージン・スミスは、母親の影響で幼少期より写真に親しみ、地元紙『ウィチタ・イーグル』での活動を経て、1940年代から本格的に報道写真に取り組むようになりました。第二次世界大戦中にはグラフ雑誌『ライフ』の特派員として沖縄やサイパンなどの激戦地を取材。戦後も同誌を中心に、〈カントリー・ドクター〉、〈慈悲の人 シュヴァイツァー〉、〈水俣〉など、人々の生活に密着した作品を次々に発表し、複数の写真と短い解説文を組み合わせて物語を紡ぐ「フォト・エッセイ」の第一人者として確固たる地位を築きました。

1954年に『ライフ』誌を退いたスミスは、ニューヨーク・マンハッタンのアパート、通称「ロフト」に移り住みました。そこは、セロニアス・モンクやマイルス・デイヴィスをはじめとするジャズ・ミュージシャン、サルバドール・ダリや抽象表現主義の画家たち、ロバート・フランクやダイアン・アーバスなどの写真家まで、時代を担う多彩な芸術家が集う場となり、頻繁に行われるジャム・セッションや交流の様子をスミスは写真に収めました。

この時期の作品は、従来のジャーナリズムの枠を超え、写真の芸術的可能性を探る試みに満ちています。本展では、「ロフトの時代」とその前後の作品を中心に紹介し、報道写真家としてだけでなく芸術家としてのスミスの姿に光をあて、その作品を新たな視点から再考する機会とします。本展が、スミス作品の新たな魅力を発見する場となり、あわせてスミスが目指した報道と芸術の融合に触れていただければ幸いです。

 

戦争やさまざまな社会問題を写し撮った生々しい作品の迫力もさることながら、大戦が終わり戦勝国として繁栄していったアメリカミッドセンチュリー、まさにロフト時代の写真がどれもカッコ良く映った。

思いがけずロバート・フランクなど友人カメラマンの代表作も展示されていたのも良かった。

 

ロバート・フランクと言えば、コロナ禍前に「清里フォトアートミュージアム」で作品を拝見した記憶がある、その「清里フォトアートミュージアム」が閉館し河口湖へ移るらしい

確かに辺鄙な場所にあったので伺うのにひと苦労でしたが、建築家 栗生 明さん設計の建物も森に囲まれたロケーションも素晴らしかった、何年か先に開業される河口湖新館、また伺いたいと思います。