JOURNAL

異世界

2025.12.11

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

矢口です。

 

昨日の展示会出張のタイミング、「織田コレクション ハンス・ウェグナー展」を拝見した。

真っ暗な空間にスポットライトが当てられたヴィンテージウェグナー作品群、時と場が不確かとなる異世界の感。

 

単体で拝見する椅子でしたら正直感情はそこまで高まらないのだろうと思いつつ、あれだけのボリュームでミッドセンチュリー期からどなたかが使われた経年使用による味わいを纏ったヴィンテージが迫ってくるととてつもない高揚感を抱いた。

価格高騰の時代にあってウェグナーヴィンテージを家に迎えることの難易度は上昇やむなしですが、一脚なんでもいいから欲しいくらいの気持ちのさせられた。

 

ヴィンテージの展示が終わると、現行品の各社ウェグナーチェアに座れる体験ブースもあったのですが、PP503 The Chairの座り心地は素晴らしい事を再確認。

新品でも100万円を超える代物、妄想すら許されはしないので味わい称えたラタン座面ヴィンテージのThe Chairを自邸で愛でる夢で会いたいと思い写真に残す。

 

余談、展示会場を後にし勢いのままに青山のカールハンセン・サンの直営店にも伺う。

ウェグナーのソファーなど数多く手掛けてきたデンマークGETAMA(ゲタマ)社は、先に火事で工場が燃えてしまいどうやら廃業となった様子。

 

デンマークGETAMA(ゲタマ)社のライセンスの多くはカールハンセン・サン社が引き継ぎ、こちらで継承されるとのこと。

今後、GETAMA(ゲタマ)社のヴィンテージは希少価値が高まるのかもしれない。