JOURNAL

鈴木大拙館

2025.10.19

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

矢口です。

 

金沢市ドライブで伺った鈴木大拙館

金沢で生まれた日本の仏教学者・文学博士であり、禅についての著作を英語で著し日本の禅文化を海外に紹介した鈴木 大拙(すずき だいせつ)さんの足跡と思考を伝えるとともに、来館者思索の場として作られた美術館。

 

土門拳記念館、葛西臨海公園展望広場、GINZA SIX、長野県では長野県信濃美術館・東山魁夷館を設計された建築家 谷口吉生さんの作品。

仏教学者である鈴木大拙さんの思想と「空」の理念を体感できるであろう佇まいに感じた。

 

特に、入り口から作品展示室まで伸びる漆黒廊下からその先に配された窓からの灯り、陰と陽、この空間が強く印象に残る。

それは、当店引退後から作りたい居場所、アトリエ兼ショップのエントランスをまさにこの様子のイメージを思い描いていたから。

 

鈴木大拙館、何もない、でも間を楽しみ、思索に耽る場。

鈴木大拙さんの概念に想いを馳せた谷口吉生さんの空間、時間が経つほどにじわじわと感じる素晴らしさでございました。