agnès b.
2025.10.11
矢口です。
agnès b.(アニエス・ベー)がブランド50周年の節目に26年春夏パリ・ファッションウィークでショーを行った。
フランス人デザイナー アニエス・ベー(agnès b., 本名:アニエス・トゥルブレ/Agnes Troublé, 1941年11月26日 – )さんは、フランスヴェルサイユで弁護士の娘として生まれ、美術館のキュレーターを目指してヴェルサイユ美術学校に進学。卒業後の17歳のときに編集者のクリスチャン・ブルゴワと結婚し、長男を出産したが19歳で離婚。その後、雑誌出版社の「ELLE」の編集者となり子ども向けのファッションを担当。同社退社後は「ドロテビス」に2年間務めた後フリーのデザイナーとして「ピエール・ダルビー」などの仕事を請け負った。1975年に自らのファッションブランドとしてアニエス・ベーを立ち上げ、パリ1区レ・アール地区ジュール通り6番地 (6 Rue du Jour) にブティックをオープン。ブランド名の「ベー」は前夫ブルゴワの頭文字に由来する。1980年には、ニューヨークに2号店を出店。その後、オランダ・イギリス・日本・香港・スイスなどにも進出し、世界中に店舗を持つブランドに育てあげた。
アニエス・ベーさんは、11月26日で84歳を迎える。
50年もの間ブランドをハンドリング、一筋で継続し切る方のすごさよ、最前線とあれば尚更!
1984年に日本出店し、私が大学生だった90年代初頭には、1984年と同年日本進出したイギリスのポールスミス・ポールと同調、私を含むたくさんの若者に支持されていた。
今は両ブランドとも意識する事はありませんが、大学時代に体験したフランスとイギリスの風情、とても懐かしく思い出されます。
先の2ブランドやギャルソン、ヨウジが産声を上げた70年代、バブル景気後押しされ様々な国内外ブランドが割拠しファッションシーンが盛り上がってきた80年代、団塊ジュニアの社会進出で若者購買人口が爆発しストリートカルチャー花盛りの90年代、そしてドメブラ隆盛の00年代から現在。
近代日本ファッションも物語が紡がれ、歴史としてドラマティックに語られる存在となっている。