JOURNAL

差配

2025.10.05

 

 

 

 

 

矢口です。

 

私は「三国志」が好き。

学生の頃、横山光輝さんの漫画から始まり、吉川英治さん、北方謙三さん「三国志」、周 大荒さんの「反三国志」も読んだ。

 

李學仁・王欣太さんの漫画「蒼天航路」は今も手元にありたまに見返す、その度に登場人物の立ち振る舞いに感化されやる気が湧く。

私が惰弱ながらもお店を続けられ、目指す道を妄想し続けられる魂の根幹には、陳寿が著した「三国志」・羅貫中「三国志演義」からの系譜の恩恵に預かっていることに相違ない。

 

どなたが勝てば良かったと言う私的思惑の観点は抜きにして、小泉進次郎議員当選の出来レースかと大方思われていたであろう戦いの結末が、高市早苗議員勝利で幕引きとなった、そのドラマチックさたるや。

その背景が少しづつ紐解かれた昨夕から今朝にかけてのネット情報に心熱くなる。

 

選挙たるもの誰にも左右されずただ一個人の思いによる投票がいちばんの正義なのだろう。

でも、それがどうしたって罷り通れない勢力争いの戦いであるのだから、そこには集団を差配する「戦略」が存在してしまうのは否定できる事ではない。

 

つまらない出来レースとばかり考えていた戦にも、各陣営個々の頑張りと結束力、そして軍師の差配により勝負が決した事。

感情に流されず虎視眈々と、最後の最後に一手、淡々冷静戦略を描ける諸葛亮はいつの世・いつの場にも在るのだと、昨晩は気持ち奮った。