JOURNAL

若大将

2025.09.29

 

 

 

 

矢口です。

 

庭の金木犀が蕾をつけたのを見つける、開花前からほのかに香りがあたりに漂うこと2日くらい。

今朝には一斉に開花、あのなんとも季節を感じさせてくれる濃厚な香りが家の中まで流れてきた。

 

それはトイレの芳香剤にありがちな人工的チープな香りではなく、脳内丸ごと仮想花園空間にトリップさせてくれるような幸せな香り。

そんな幸せ成分を分泌してくれる金木犀の花の香りも実に刹那、数日の香り朝散歩を大切に楽しみたいと思う。

 

さて、当店近くにある中華料理店「若大将」さん、店主藤井さんの引退とともに45年の営業を終えられるとのこと。

一時休店され、その後松本市内の企業が事業承継され、「若大将」の名を残し再スタートされる予定だそうだ。

 

コロナ禍突入から18:00閉店から21:00までに仕事を終わらせ帰宅するリズムと決めている為、夜お店近くで晩御飯を食べる行為をしていないのですが、その前は20:00まで営業し展示会発注など一人集中してやりたい仕事がある時は23時、24時くらいまで閉店後のお店で仕事をしていることが多かった、若き頃の自分。

そんな時の晩御飯に、安くて早くてしっかり食べられる「若大将」さんを利用させていただいておりました、あの時の自分環境と一緒に高頻度でオーダーしていた”野菜炒め定食”の味を、藻で覆われたカメの水槽景色と共に思い返した。

 

経営事情引退や健康状況引退ではなく、80歳を超えるタイミングまでやり切られてのご引退、藤井さんお見事!ありがとうございました!

継承された「若大将」さんが、また何十年と未来に続く素敵なフォーマットでリスタートされたらば嬉しいですね。