JOURNAL

New Transaction 2026SS

2025.09.14

 

 

 

 

矢口です。

 

New Transaction 2026SS。

 

朝起きての初手はコーヒーを淹れる、その時間最近ではテレビを付け建物系か旅行系、海外写真家系の静かな音楽と穏やかな口調のYouTube番組を選び供にします。

今朝、YouTubeを立ち上げたら「UNDERCOVER 35th Anniversary Feature‘but beautiful 4…’Behind the Scenes2025.1.25-3.4 Tokyo chapter」が目に付き選んだ。

 

こちらは「UNDERCOVER」1990年のブランド設立から35周年を迎えた今年、デザイナー高橋盾さんの有り様から最新コレクションの制作風景を記録・編集したドキュメンタリー。

私を含む団塊ジュニア世代が20歳前後の頃、ネットが無い時代性と受動者である多数の若者人口と相まって、藤原 ヒロシさんを筆頭として幾多の方の強烈な発信力から「裏原」の時代が華やいだ。

 

「UNDERCOVER」デザイナー高橋盾さんも、ファション・インテリア・音楽カルチャーの牽引役として雑誌を通して羨望を抱き、第一線で発信を付けてられているデザイナーさんのお一人。

「高橋盾さん今月で56歳、私と4つしか変わらないのか!」、驚いた、これまでもずっともう少し上の方だと思っていた。

 

「UNDERCOVER」は20代初めの頃にTシャツを何着か購入したくらいの浅い接点ではありますが、この年齢ともなると軸となる生業を長年継続されていらっしゃり、尚ご自身のスタイルを貫かれている御仁へ自然と尊敬の念を抱く。

不用意に拝見した同動画、小さなスケールであれども自分として精一杯従事している服産業の素晴らしさに思いを巡らせ気持ち奮い立たせてくれるものでした、頑張ろう。

 

今まさに2025秋冬商戦がこれから本格的に始まる季節でございますが、2026SSの仕入れがほぼ終わったこのタイミングに2026SS当店にて新規でお取引を始めさせていただくこと2つのブランドさまを紹介させていただきます。

 

「blurhms」

2012年、「ブラームス(blurhms)」設立。ブラームス(blurhms)は、日本のファッションブランド。メンズ、ウィメンズともに展開。デザイナーは村上圭吾さん。着心地、丁寧さ、程よいリラックス感と使いやすさがコンセプト。ブラームスというブランド名は“blur”と“hmm…”を組み合わせた造語。考えぬくことで良い物事が造られることを意味している。生地開発にも力を入れている。上質な原料からなる心地良い生地と、日本の職人による繊細で卓越した縫製、加工を背景としている。ミニマルなデザイン、アイテムごとにシルエットバランスを最大限に考慮。また、遊び心と、”ひねり”のあるアイテムを展開。

 

「YOKO SAKAMOTO」

2013年「ヨーコサカモト(YOKO SAKAMOTO)」設立。2014年春夏コレクションよりスタート。ヨーコサカモト(YOKO SAKAMOTO)は、阪本洋子さんが手がける日本のメンズファッションブランド。毎シーズンテーマは設けずできるだけ肩の力を抜いて、無駄なデザインをせず 本質に寄り添う事を心がけて洋服を作りだしている。「日常着」として常に身に付けたくなるプロダクトを提案している。もともと自身のワードローブがメンズ服ばかりだったことから、自然とメンズの服がベースにあるブランドを始めるに至ったという。コレクション毎に各地の幡屋に足を運び、オリジナル生地の開発。コレクション制作を生地作りから始めている。創業デザイナーは阪本洋子さん。関西の芸術大学にてファッションデザインを学んだのち、ファッションの世界へ。自身の作品作りや個展の開催を経て、2013年から「yoko sakamoto(ヨーコサカモト)」の名で活動を開始。2016年秋冬よりコレクションを発表している。

 

どちらのブランドさまも、私として数シーズンコレクションルックや発信諸々を拝見させていただいた上、気持ち固まり展示会に伺わせていただくオファーをさせていただいたブランドさま。

どちらのブランドさまもそれぞれの個性ある表現でございますが、服づくりへの探究心、表現されるスタイル、そして価格帯が当店表現に穏やかに調和し、お店の有様にシナジーを齎してくれると心に決めてのお取引。

 

デザイナー高橋盾さん然り、全てのブランドデザイナーさまは、思いと覚悟を持って取り組まれている。

作り手のその思いを受け取り、使い手の皆様にお伝えするお店にもお取引をさせていただく思いと覚悟が必要だ、歳を重ねこの気持ちは益々強く。

 

お客様、メーカー様、有難うございます。