JOURNAL

「市川岳人」クラロウォールナット花器

2025.09.08

 

<HOUSEHOLD>

 

「市川岳人」クラロウォールナット花器、2作品。

 

一つ一つの木材個々性を見極め、木工旋盤により回転させたながら木を削り出し、1点ずつ異なる造形が生み出された市川さんの作品。出来上がったばかりの造形と、木目や状態の美しさを楽しみ、また木ならではの経年変化を共に時間を重ねながら楽しむ作品。

クラロウォールナットは、今から約180年ほど前に北米に自生していたアメリカンブラックウォールナットに、ヨーロッパから持ち込んだイングリッシュウォールナットを接ぎ木して生まれた種。硬い殻のイメージあるウォールナット=クルミ、その殻が薄くなるように、そして甘いナッツがたくさん取れるようにと品種改良のためにアメリカンブラックウォールナットにイングリッシュウォールナットを接ぎ木した事がクラロウォールナットの始まり。しかし、クラロウォールナットの実は思いのほか食用には向かない味で接木が廃れ、そのまま長い年月が経ち大きく育ったこのクラロウォールナットを伐採したところ木目の美しさに目を奪われます。ただ、このクラロウォールナットは人の手によって生まれたものであり自然界で自生しない木、個体が増えることもなく、絶対数が少ないため希少価値が高い材です。

 

「市川岳人」 クラロウォールナット装飾台付花器 ¥25,850-

サイズ/高さ22.0cm×最大部幅5.5cm

 

「市川岳人」 クラロウォールナット花器 ¥8,800-

サイズ/高さ10.0cm×最大部幅4.5cm